Don't Say Goodnight Tonight

(ほとんど更新してない)洋画と洋楽を中心に語りたいブログ。

ヴェノム :ダークヒーローなのか?

今日は自称最悪(笑)こと「ヴェノム」を観てきました。
一昔前の90年代アメコミのノリと80年代バディモノの雰囲気が感じられてとても良かったです。
まあ期待値が低かったから意外と好評価に受け止められたというのがあるんですけどね。

というのは、今までSonyはスパイディを単なる商品としか見てなくて、作品に対する敬意が感じられない映画を作っていたからです。(アメイジングシリーズ参照)

しかし今回の映画は原作通りのマッチョヴェノムを表現し、主演のトム・ハーディーのやさぐれている感じが作品の世界観にベストマッチ!していたことで完成度の高い作品になっていました。
さらにマーベルユニバースと分離していることもあり、単独の映画として観れたことが功を奏してより面白く感じれました。
個人的にはホームカミングのインビジルブルジェットでの戦闘を映画館で観るくらいならこっちを4dxで観たほうが面白いと思います。(言い過ぎかな。それぞれ別の面白さがあるから一概には言えないけど。)

それとヴェノムの可愛さがこの人気を盛り上げてますね。
例えば主人公の年上の幼なじみで、やたらとお節介するキャラいるじゃないですか。主人公のことを恋人とは見れないから恋路を純粋に応援してるキャラ。
あれです。あれ。
客観的に主人公とヒロインの関係を見てるから、応援したくて色々とやっちゃうんですよね。そういうキャラに見えてしまってからヴェノムが気前のいい先輩とかにも見えてしまってとても微笑ましかったです。(映画の見方が変わってくるほどの破壊力がありました。ワルい奴だな(笑) )

結構気に入ってる映画ですが、不満部分も2つ程度ありました。
1つはは吹替版のミスマッチ・・・とまでは言いませんが、少しズレている感じ。
下手では無いので不満はあまり無いのですが、どことなく実写ではなくアニメを観ているような気分になってしまう吹替キャスト陣でした。
(というかこのキャスト陣でアニメ版を観たい!)

もう1つはアクションの少なさ。
ヴェノムが寄生するまで尺を半分程度使っているものだから、バイクアクションとラストバトルくらいしか派手なのが無かった。そのラストバトルも意外とあっさり。そこらへんも含めて「一昔前のアメコミ映画ぽい」。
もっと観たかっただけに残念です。

それでも全体的には楽しめましたので好評価です。
点数で言うと

★★★★☆ 5点中4点。

映画館で観る価値はある、頭を空っぽにして楽しめるザ・アメコミ映画!でした。

とりあえずファーストコンタクトはこんな感じです。
2回目の字幕版を観たら追記しようと思います。