さて前編にて
・Ram
・Back to the Egg
・Tug of War
・Flower in the Dirt
が筆者の特に好きなアルバムと言ったが、なぜ好きなのかまでは語ってない。
ということで、今回は少しだけでも語ろうと思う。
実はこの4アルバムは初心者にも勧めやすいアルバムになっているのだ。
それはポール・マッカートニーを語る上で欠かせない物が関わっているからである。
それは何か?
それは4枚共「Rock」が主となっていることだ。
ポールがロック坊主であったことは周知の事実であるが、それが音楽家として最大限発揮されているのがこの4枚だと勝手に思っている。
さらにこの4枚にはロック中心だが、アコギも入ってるし美しいバラード系の曲も入ってる。バラエティ豊かなアルバムになっているのだ!!
だから簡単にこれだ!と決めつけることも難しい。
そこで客観視出来るようそれぞれのアルバムの雰囲気と長所短所を一言程度挙げていこうと思う。
・Ram
1971年の夫婦一体の作品。
全体的にアコギの雰囲気がただよう。
一曲ごとにガラッと変わるから飽きないアルバムだが、反面好みが大きく別れやすい。
あとビートルズ解散後間もない作品ということもあり、他メンバーを暗に批判している攻撃的なアルバム。
・Back to the Egg
1979年ウイングスのラストアルバム。
全体的にロック中心のアルバム!と断言できるほど、スターとしてのポールが味わえる。
ウイングスということもあり、デニーの曲やロケストラの曲も入ってるがいい味を出している。
しかし新世代のディスコやニュー・ヴェイブ色が強すぎるのも余り有名でない理由の1つ。
あの時代が好きかどうかで評価が変わってくる一枚。
・Tug of War
82年のビートルズ風味ただよう久々のソロ作品。スティービー・ワンダーとのコラボ作もあるなど話題に欠かせない一枚。だが、Get ItやWhat's That You're Doin'?といったポールらしくない曲もある。 一番無難では?
・Flower in the Dirt
89年のポール復活作。この作品後10年振りのワールドツアーに出た‼️と言えばどれだけスゴいアルバムかわかる筈。
ただRough Ride、How Many People、Ou Est Le Soleil?といったらしくない曲達やどこか漂う今回のコラボ相手のコステロ臭が少し気になるアルバム。だからワルいという訳ではなく寧ろいいアクセントにはなっている。
と、ここまで一言ずつ簡単にだけど語ってみたがやはりこのアルバム達が特に好きだということがわかった。
しかし最後は周りの評価ではなく、私自身の評価だ。
私が一番好きなのは・・・
「Back to the Egg」だぁぁぁ‼️
いやそれかい(笑)
それです(笑)
しかしこのアルバムは実はズルくて、このアルバムから派生した同時期の曲が好きだからという偏見過ぎる理由でマイベストです。
という訳でポールお爺ちゃんには次回のアーカイブでこれを出してもらいたいと思います。