Don't Say Goodnight Tonight

(ほとんど更新してない)洋画と洋楽を中心に語りたいブログ。

ビリー関係の今後について

ビリーの来日公演(1/24)から早2ヶ月が経過しようとしている。


皆が来日公演に歓喜した直後、約17年ぶりの新曲が発表。

日本だけだが、ピアノマン50th記念CD盤や新曲のCD販売など、過去に見ないほどの熱量や盛り上がりを感じる。


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極めつけは今月末(3/28)のMSG連続公演が100回。

本公演はTV撮影もされることから、非常に力の入った公演になるだろう。(なお、日本放送の可能性は限りなく無い)

彼のここ数年のパフォーマンスの集大成となるだろう。

 


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彼の人生で最後の盛り上がりが始まったのを感じて止まない。


ファンとしては、この上なく嬉しい限りなのだが、私個人としては熱量が少しずつ下がっている。


私は有り難いことに、昨年ニューヨークの現地でMSG公演を見た直後、来日公演も見れた非常に幸運な者だ。約10年、彼の音楽に救われたことは数え切れない。


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不登校の時、休職の時、人生に何度も悩まれた時、彼の冷静だけど熱い励まし、情景、メロディに何度も救われてきた。


そんな彼(の作品)に向けた熱量が、一気に冷めているのを感じている。


おそらく長年の夢だった、ライブに行くことを実現したからであろう。


あれほど不可能だと思ってたライブが思いの外、実現した。これは非常に幸運かつ色んな方の協力あってのものだと思う。


しかし、実現してしまうと今までの人生の目標がサラッと消えてしまった。


元から熱量にムラがあったのは否定しないが、ここまでポッカリ穴が空いたのは久々だった。


毎年、秋に開催してるオフ会も疲れが見え始めている。正直、毎回開くのは大変だ。


名古屋住みの自分が、人を集めるべく東京で赤字開催する。


楽しいのだが、正直体力的にも精神的にも毎回苦しい。


なんで、こんなことやるんだろうと毎回悩む。


もうやりたいことはかなり実現した。

それでもやるのは何故なのか。


そんな思いを抱えて低不調だった時、Twitter(現 X)であるツイートを見かけた。

内容を一言でまとめると、とある評論家が「ビートルズの初期レコードを持ってないやつはビートルズを語るな」というものだ。


その初期盤は物凄いプレミア(30万)なので、持ってることは凄いが、とても同意できない内容だ。


この言葉を言われたことで、ビートルズを離れる人がいてもおかしくない。


後追い世代として、やるせない気持ちになった。


そういえば、僕もビリーが好きだと言われて否定されたことは何度かあった。


特徴がないとか、派手さがないとか、いま来日公演をやっても人が入らないとかetc…


とある音楽系カフェのマスターに、イベントをやっても人が来ないだろうと言われた。

(言われて以降、そのお店には行ってない)


僕もビリーを経由して、否定をされた側の人間である。対面である分、たちが悪い。


僕らファンやビリー本人が冗談で言う 愛のある自虐とは違い、彼らは容赦ない。


本来、同じファンなら仲間であるはずなのに、新参者が参入しにくい環境を作る。


こんなに心苦しいことはない。


これがキッカケではないが、当初イベントをやろうとした想いなどを思い出した。


・ビリーについて語れる友達が欲しい。

・これから現れるであろう新規層を温かく迎え入れたい。

・ビリーの音楽を次の世代に繋げたい。


おこがましいのは重々承知だ。

しかし、リアルタイムの経験が少ない僕にやれることはこれくらいしかない。


新曲のタイトルは「Turn the Lights Back On」

https://youtu.be/ClONdlOxXJo?si=koVzNOg1MNZSnyl0


『“ずいぶん時間がかかってしまったけれど、ようやく僕はここにたどり着いた”


“もういちど明かりを灯すのを、僕は待ち過ぎてしまったのかな?”』

 

語れる人がいるだけありがたいほうだよ。

いまは大抵絶滅しているんだから...


彼から受け継いだ最後のプレゼントを、僕はなんとか引き続いていきたい。


リアルタイム世代の先輩たちは未来への応援を、

これから会える後追い世代には、同志と会える喜びを。


どうか繋げられるよう頑張りたい。

 

P.S.

Twitterを見ていたら、自分と同じようにコロナ禍でMSG公演のチケットを買うだけ断念していた方を見つけた。先日の来日公演は無事行けたらしい。

さらには、リベンジとして6月の公演も行くそうだ。

こうやって同じようなファンがいたというだけで、とても嬉しくなった。

俺は一人じゃなかったんだと分かって感動してる。

 

夜明け君と出会えて、

オフ会を開催して、悲願のライブに行って、

友と共にピアノマンを合唱して、

終わりだと思っていたが、まだしばらく続きそうだ。